Q-400 搭乗記

カナダ製 ダッシュ8(エイト)Q-400 の御話です。ボンバルディアQ-400  
デハビランドQ-400
DHC−400 DHC Q−400 等色々な言われ方をしていますが、国土交
通省の登録形式によるとボンバルディアDHCー8−402 と言うそうな・・・
  なにかサプリメントみたいですね。


定員 74人
巡航速度 667q/h
最大離陸重量 28又は29d
全長 32.8b
オール普通席

プロペラ機ですが、エンジンはプラット&ウィッニーPW150A と言うターボ
プロップ です。
ようはジェットエンジンでプロペラを回しているわけですな。

産まれて初めてのプロペラ機
俺が始めて飛行機に乗ったのは、松山就航直後のアシアナ航空ボーイ
ング737であり、なんとセスナ以外はプロペラに乗ったことが無かったので
す。今回話題のすんげえプロペラ機Q400に何とか乗りたくて、夏季料金
で尚且つ正規定価の高い料金にもかかわらず乗ってきました。

まず

な、なんじゃこりゃ。 そういや高知龍馬空港でも見たぞ。ようは写真左の
車線に路駐出来ないようにする技ですな。(以前は有りませんでした)。で
もこの先に止めてはいかんぞ。じゃまだから。 航空券をネットで予約し
たのは、なんと当日の早朝4時。(JAC便を予約)便利な時代です。 しか
もネットで申し込みで人件費も掛からず、定価で片道だけ乗る とは俺も
イイ客ですな。 そしてターミナルに入るとJALカウンター横の自動チェッ
クイン機へ、クレジットカード又はマイレージカードを挿入せよとの表示
が。さっそくクレカを挿入(支払い自体はWEBで済ませている。その方も
実際の搭乗時にはクレカを持参して下さい)すぐ、明細と、搭乗券が一瞬
で出てきました。 2階の店で土産を買い、3階の無料送迎デッキへ。



定番 チェックイン後、展望デッキから飛行機見物
今回は仕事での利用では無いので早めに空港に着いていました。 こう
言う時は、まずはチェックイン(マシンOR窓口)(機内に持ち込めない、預
ける荷物の有る方はその時預ける)は先に済ませた後、レストランで食
事をするとか、充実した土産物屋さんで買い物するとか、誰でも入れる
1000円のラウンジ(シャワーも有り)でくつろぐとか、3階のゲームコーナ
ーで電車でGOや飛行機着陸ゲームなどで遊ぶとか、無料の展望台(送
迎デッキ)で飛行機を眺めるとか色々楽しめます。 俺は今回1階で伊予
銀行のATMから旅行資金を引き出しました。8:30から稼動しています
が、8:45以前は一応時間外手数料を取られます。 俺は結構仕事が終
わって帰るのが遅い為、翌日直で空港に行く時は、この朝からやってる
ATMを重宝しています。

展望台では各スポットに入った航空機が真近で見れますし、貨物の積み
下ろしや、空港関係者の動きが色々見れて面白いです。この日はほぼ
無風状態であった為、優先滑走路方式の松山では。着陸ランウェイ14、
離陸ランウェイ32となってました。要は海側からアプローチ着陸、海側へ
離陸という感じですね。

さあ搭乗だ
まず2階のセキュリティチェックの入口から入ることになります。俺の場
合、鞄以外、家の鍵携帯、時計、財布ETC 金属系のものを全てはずし
籠にいれます。X線感知機の手前で籠と鞄を渡し、搭乗券(切符)をみせ
ます。この時自分の名前を言って下さいと言われる時も有りますが、すら
すら日本人の発音で答えればOK。そして自分本人は金属探知機を通過
して、先ほどの籠と鞄を受け取り終了。 このあとはゲート前の待合所で
待つことになりますが、ANA,
JALのVIP会員のかたはそれぞれのラウンジがここに有りますので利用
して下さい。 またここには売店も有り、ビール、コーヒー、サンドウィッチ
や土産物も有ります。 ここにはマイレージ登録マシンや羽田からのモノ
レールの券売機も有りますので利用しましょう。俺の場合は、今回搭乗券
に「マイレージ登録済み」のような印刷が有ったので、使いませんでした
が。
画質はわざと落としています
出発ゲートはA。 旧JASやJAC系列で中、小型機は大たいこのゲートAと
なります。そしてそのの機材の場合ほぼ1番スポットとなります。ちなみに
1番スポットはプロペラの場合2機駐機できます。 ボーディング開始のア
ナウンスの後いよいよ搭乗。自動検札機に搭乗券を挿入し半券を受け
取り、そのまま進んで地上に降ります。松山はバスによる搭乗は一切無
く、徒歩かPBBとなります。 俺は、石垣、金浦、シャルルドゴールでしか
オープンスポットは体験が無い為ドキドキ。 以前フランスで、写真を撮っ
てたら「NO!」と思いっきり怒られたので本当は駄目なのかもしれません
が、瞬間だけ、傾きながらもなんとか撮影。

こっ こんなドアの裏側に階段が付いている飛行機に乗るのは初めて。ド
キドキ。


機内へ
WEB予約の段階から窓側を指定していて、D席でした。通路一本横2−2
の座席配列です。色々写真を撮ろうと思ったのですが、御存知のように、
シートベルトサインONの時、離着陸時は電子機器(デジカメなど)が使用
出来ない為、撮影できていません。すみません。

室内は新型機のため大変綺麗。またスプリンターなのでシートは簡素な
ものですが、背もたれ部分の厚みが大変薄くなっています。薄いというこ
とは、後席足元に余裕が出るということであり、足が長い人も膝が当たら
ずGOOD。

またこのダッシュ8は高翼機と呼ばれ、胴体の天井に主翼が付いていま
す。と言うことは、どの座席からも、翼に邪魔されること無く、窓からの景
色が堪能できるということです。

BAT!

天井から生えている翼には、エンジンとタイヤ(ランディングギア)を収納
するカバーが付いています。 コレが邪魔で、タキシング中の空港の景色
があまり見えません。がっくり。 さて今回俺が乗り込んだ伊丹行きJAC
便は、定刻通りドアクローズ。右エンジンから始動、続いて左。そしてトラ
クターに押されることも無く、自力でくるっとターンして、案の定ランウェイ
32(320度方向。北西ですね)へ向けてタキシング。プロペラ機はインター
セクションディパーチャーと言って、滑走路の端まで行かず途中から離陸
する時もあります。特に熊本便。しかしこのQ400は大体端まで行きます
ねえ。今回も端まで行って、さあ離陸! エンジン回転が上がりプロペラ
ピッチも変わりました。加速Gはジェット並で体がシートに押し付けられま
す。 そして離陸! 窓のすぐ外に有るタイヤが高速回転しながらしまい
込まれる。すすごい。このタイヤは引っ込んだ後も当分回りつづけてる
よ、おそらく。


バビューン 離陸

写真はANAのQ400ですが、機体の傾き(ピッチ)がプロペラとは思えませ
ん。

ちなみに同じ地点で撮影したYS11の傾き具合

ジェットとは違うルートで
松山空港からの離陸機は、福岡行きを除いて殆どの場合 リバーサルデ
ィパーチャーと言う経路で上昇します。今回は32離陸ですから瀬戸内海
に出た後左旋回しながら出来るだけ海上で高度を稼ぎます。そしてさっき
離陸した松山空港上空を通過します。正確には空港南に有る
MATSYAMA(MPE)VOR/DMEです。その後東に向かうのですが、プロペラ
はジェットとは経路が違うようです。



名古屋行きや大阪行きのプロペラはMALTAトランジッションと言うやや瀬
戸内海よりの空路を進みます。俺は今回右側の席だったのでよくわかり
ました。松山市内上空を通過後、東温市上空、桜三里がよく見え(この辺
はジェットでも同じ)その後は、西条や、新居浜市街が右に見えました。ジ
ェットの場合、伊丹・関西行きは左に見えます。プロペラなので高度もさ
ほど上げず良く見えます。詳しく調べてませんが、高くてもせいぜい17000
フィート位です(ジェットでも大阪行きはこんなもん?)。
瀬戸大橋は左に見え、このあとはっきり見えてませんが高松空港上空
(吉野川も見えつつ)を通過、そして徳島空港上空を通過後本州へ、しか
し俺も余り知らない風景が目に付き(恐らく奈良県と思われる)レフトター
ン。無線は聞いてないが、やや左風が強い様子。伊丹空港のランウェイ
32Rへのファイナルアプローチ。フラップが徐々に出る姿も丸見えです。
新大阪上空を通過。エンジンカバーからタイヤが出てきました。伊丹空
港は滑走路が2本ありますがプロペラや CRJ 737 A320 MD(特に
MD87)は1800メートルの右滑走路(ランウェイ32R)を主に使用します。横
風時の定番、スリップ法と言う、わざと風上の左のタイヤから接地させる
方法でランウェイ32Rへタッチダウン! 足の軸がグ−っと縮む様子が見
えました。そして急減速。プロペラピッチ(羽の角度)が変わってジェットで
言う逆噴射状態に。滑走路が短いので端まで行ってしまいました。
窓からタイヤが良く見えます。ベルト
サインOFFの時撮影。
そしてそのまま右折。旧JASが主に使用していた奥のスポットに到着。定
刻です。御疲れ様。


感想 まとめ

・この区間なら所要時間もジェットと同じで文句無し。
・騒音を集音して逆位相にしてスピーカーから出して打ち消し有っている
ので特に機内はうるさくない。
・眼下の景色やタイヤが良く見える。
・駐機場をテクテク歩くのも時には楽しい。


みなさんも是非Q-400に乗って見て下さい






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