羽田空港 飛行機見物その1


注: 2013年現在 D滑走路も稼動しており本文中の状況と異なります。


今回、筆者は、なっ何と羽田空港に飛行機を見る為だけに行ってきまし
た。 見たかったのは膨大なトラフィック。着陸機が列をなしてアプローチ
してくるとのことだったので楽しみにしていました。 仕事では、過去数回
羽田空港は利用していましたが、降りてすぐモノレールに乗り、帰りもせ
いぜい30-40分前に空港にたどり着く と言うような状態でまともに飛行機
見物をしたことが無かったのです。

まず羽田空港を御紹介。滑走路は3つ有ります。A,B,Cと有りますが、正
式な言い方でランウェイ34レフト とか言います。




今更ですが、ランウェイ(RWY34)とは340度の方位を向いていると言う事
です。 羽田の着陸機は基本的にはRWY34Lに到着します。34Lは着陸
専用に使い、離陸専用に34Rを使うわけです。しかし着陸機の集中する
時間帯には、34L34R同時着陸も行われます。(両方ともILS進入)。感じ
としては阪急電車の十三から梅田の間のようになります。平行して走って
(飛んで)いるのが窓から見えますよ。


しかし南、南東の風が強い場合は、着陸RWY16L 離陸RWY16R となり
ます。こんなことは言い尽くされていますが、知らない方もいらっしゃると
思いますので・・・   この16L着陸はちょっとだけパイロットの腕の見せ
所で、ILS自動着陸進入は出来ません。 尚且つディズニーランドを右手
に見ながらお台場フジテレビを目指して低空でターンし回り込んでいく、
VOR/DME RWY16L C(チャーリー)アプローチと呼ばれています。




もう一つのパターンは、横風用滑走路 RWY22を使う時です。220度の方
向を向いている訳ですから、南西の風が強い時の着陸にはもちろん使わ
れますが、実際は南、南南東などの風卓越時にも使われます。要は16L
着陸相当の風向きでも、視界が悪い時はILSの付いているRWY22着陸が
行われるのです。 この時は離陸は16Lが使われます。このRWY22(俗に
新B滑走路と呼ばれる)は2500メートルしかなく、横風着陸専用と考えて
良いでしょう。ちなみにRWY22はビジュアルアプローチの時も有ります。
(ILSを使わず目視で。視界が良いが、横風が強い場合)。この時は城南
島(詳細は後ほど)の手前でターンしてくる22アプローチです。よってディ
ズニーランドは右に見えますが、ILS22アプローチの時は左に見えます。


上記の例外として、海上保安庁や新聞社の飛行機は、駐機場との位置
関係から、風向きに関係無くRWY04離陸、22着陸をしているようです。
極々まれで、旅客便でもRWY04離陸を風向きと、行き先によってはやっ
ているようです。昔の羽田ではしょっちゅうでしたけれどね。あと離陸便集
中時にRWY34Lプラスレフトターン っていうのも有ります。


さて滑走路が3本有ることは言いましたが実は沖合いにD滑走路と呼ば
れるであろうRWY22の平行滑走路を作っています。これで南風卓越時も
平行同時着陸ができますね。


ターミナルに関しては最近第二ターミナルができました。ANAとAIR DO 
(アンク、エーネットも)が使用します。 JAL SNA スカイマーク JTAは以
前から有るターミナルです。



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